不妊治療で授からないアラフォー女性の自然妊娠をサポート

妊活で99%の方が知らない超重要な血液検査の項目は〇〇だった!

 
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アラフォー専門妊活コンサルタント 高橋 敏郎(たかはし としろう) 不妊治療で授からない方の自然妊娠妊活コーチ 「タイミング法は意味がない!」「人も交尾排卵で妊娠する!」 ことを日本で初めて提唱したセラピスト。 再現性の高い自然妊娠メソッド「体づくり」「心づくり」「関係づくり」の3つのアプローチでアラフォー女性を子宝に導く! 妊活アカデミー「アラフォー妊活専門学校」塾長 はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師 柔道整復師 医薬品登録販売者

アラフォー専門妊活コンサルタント 高橋敏郎です(^^)/

自然妊娠で子宝に恵まれるに、まずはご自身の健康状態を知ることが大切なのは言うまでもありません。

「自然妊娠で授かることができるのか?」

それとも…

「不妊治療でしか授かることができないのか?」

そのために必要なのが検査です。

妊活に特化した検査が重要なのはもちろんですが…

普段、私たちが定期的に受けている健康診断で行われる血液検査についても、子宝に恵まれるために重要な指標が含まれています。

今回は不妊治療のクリニックで行われる基本的な不妊の検査と、99%の方が知らない健康診断で行われる超重要な血液検査の項目について、お伝えしてまいります。

また、一般的な健康診断では行われず、クリニックでも行われない可能性のある重要な血液検査の項目も併せてお伝えします。

妊活においては、夫婦双方が健康な状態であることが重要です。

妊娠→安定期→出産するには、不妊につながるような原因があるならそれを特定し、それに対する適切な対策を講じる必要があります。

目次

不妊治療のクリニックで行われる一般的な不妊の検査

女性の検査

  1. 基本的な検査: 妊活の初期段階では、女性に対して基本的な検査が行われます。これには血液検査が含まれます。血液検査によっては、貧血や感染症の有無、免疫状態などが確認されます。また、尿検査も行われ、尿路感染症や糖尿病などの有無を調査します。
  2. ホルモン検査: 女性の卵巣機能を評価するために、周期中のホルモン値を検査します。これにはLH(黄体形成ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)、エストロゲン、プロゲステロンなどが含まれます。
  3. 超音波検査: 卵巣や子宮の状態を確認するために、超音波検査が行われます。この検査では、卵巣に卵胞が成熟しているか、子宮内膜の厚さなどが詳細に調査されます。
  4. 卵管造影検査: 卵管の通り道や形状を確認するために、造影剤を用いたX線検査が行われることがあります。卵管の異常が妊娠を妨げる場合があり、この検査で問題が見つかると、その対応策が検討されます。
  5. 子宮内膜検査: 子宮内膜の状態を評価するために、子宮内膜生検や子宮鏡検査が行われることがあります。これによって子宮内膜の異常やポリープなどが発見され、それが妊娠を妨げる要因となる場合があります。

男性の検査

  1. 精液検査: 男性の不妊の原因の一つとして、精子の異常が挙げられます。精液検査では、精子の数量、運動能力、形態などが詳細に調査されます。
  2. ホルモン検査: 男性ホルモン(テストステロン、LH、FSH)の検査が行われます。これによって、男性ホルモンのバランスが妊娠に影響を与えていないかが確認されます。
  3. 生殖器の超音波検査: 精子の生成に関連する生殖器の状態を確認するために超音波検査が行われることがあります。これによって陰嚢や精巣の異常が確認されると、それに対する対策が考慮されます。
  4. 遺伝子検査: 特定の遺伝的な要因が不妊に関与しているかどうかを確認するために、遺伝子検査が行われることがあります。遺伝的な要因が分かると、それに対する適切なアプローチが考えられます。

これらの検査は、不妊の原因を特定し、それに対する治療やアプローチを考えるうえで役立ちます。

具体的な検査の選択や順序は、カップルの状況や医師の判断によって異なります。

専門の医療機関や不妊治療のクリニックで、十分に相談することが望ましいです。

妊活で重要なのは、健康診断で行われる誰もが知っている血液検査の項目だった!

子宝に恵まれるために…

「男女ともに心身が健康」というのがベースにあることに間違いはありません。

つまり、妊活をするうえで不妊に特化した検査が重要なのはもちろんなんですが…

それよりも、まず一般的な健康診断で行われる検査項目が、何よりも重要な場合があります。

以下、一般的な健康診断で行われる血液検査の項目です。

妊娠→安定期→出産にとって、特に重要な項目については、太字で示しました。

1. 血液中の赤血球関連の検査

貧血は妊娠→出産する確率を下げてしまいます。よって、赤血球関連の検査項目は妊活における重要な指標となります。

特にヘモグロビン値については、おさえておく必要があります。

ヘモグロビン(Hb)

ヘモグロビンは赤血球中のタンパク質で、酸素を運搬する役割を果たします。ヘモグロビンの測定は、貧血や酸素供給の健康状態を評価するのに役立ちます。貧血の指標の一つとして利用されます。

ヘマトクリット(Hct)

血液中の赤血球の割合を示します。ヘマトクリットの低下は貧血を示唆し、高値は脱水を示す可能性があります。

赤血球数(RBC)

赤血球の数量を示し、貧血や骨髄の異常を検出するのに役立ちます。

平均赤血球容積(MCV)

赤血球の平均体積を示し、貧血の原因を特定するのに役立ちます。

平均赤血色素濃度(MCHC)

赤血球内のヘモグロビン濃度を示します。異常な値はさまざまな血液疾患のサインとなります。

赤血球分布幅(RDW)

赤血球の大きさのバラつきを示し、貧血の原因を特定するのに役立ちます。

2. 白血球関連の検査:

白血球数(WBC)

免疫系の活動を示す指標であり、感染症や炎症の存在を検出するのに役立ちます。

顆粒球数(Granulocyte):

好中球や好酸球などの顆粒球の数量を示し、感染症やアレルギー反応を評価するのに使われます。

リンパ球数(Lymphocyte)

リンパ球の数量を示し、免疫系の健康状態を検査するのに役立ちます。

単球数(Monocyte)

単球の数量を示し、慢性炎症や感染症の可能性を示すことがあります。

3. 血小板関連の検査

血小板数(Plt)

血小板の数量を示し、出血傾向や血液凝固の異常を検出するのに役立ちます。

4. 血漿成分および代謝関連の検査

血糖値(Glucose)

血液中のブドウ糖の濃度を示し、糖尿病のスクリーニングや血糖コントロールの評価に使用されます。血糖値は、健康を考えるうえで最も重要な指標の一つです。また、多嚢胞性卵巣症候群との関連性も指摘されており、常に気にかけておくべき検査項目です。

総コレステロール(Total Cholesterol)

全体のコレステロールの濃度を示し、心血管疾患のリスクを評価するのに利用されます。

中性脂肪(Triglycerides)

脂肪の一種であるトリグリセリドの濃度を示し、動脈硬化や心臓病のリスクを評価するのに役立ちます。

HDLコレステロール(HDL-C)

「善玉」コレステロールとも呼ばれ、動脈硬化のリスクを低減するのに寄与します。

LDLコレステロール(LDL-C)

「悪玉」コレステロールとも呼ばれ、心血管疾患のリスクを評価するのに使われます。「悪玉」と表現されることが多いコレステロールですが、生殖期(妊活期)の女性にとって、子宝に恵まれるために大変重要な検査項目です。

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コレステロールの重要性について、より詳しいブログはこちら↓

尿素窒素(BUN)およびクレアチニン(Creatinine)

腎機能を評価するための指標であり、尿素窒素とクレアチニンの値の異常は腎機能障害を示唆することがあります。

アルブミン(Albumin)およびトータル・プロテイン(Total Protein)

肝臓や腎臓の機能を評価し、栄養状態を確認するのに役立ちます。

5. 炎症および感染の検査

C反応性蛋白(CRP)

炎症反応の指標であり、感染症や慢性炎症の有無を検査するのに利用されます。

セディメントレーションレート(ESR)

赤血球が重力によってどれくらい速く沈降するかを示し、炎症の程度を評価する指標です。

6. ミネラルおよびビタミン

鉄(Iron)

鉄代謝の状態を評価し、貧血や鉄欠乏症の可能性を検査するのに使用されます。

ビタミンB12および葉酸(Vitamin B12, Folate)

赤血球の生成に関与するビタミンであり、貧血の原因を特定するのに役立ちます。これらのビタミンは、サプリメントとして商品化されているものが多数あります。

7. 感染症関連の検査

HIV検査

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染の有無を確認するための検査。

梅毒検査

梅毒の感染の有無を確認するための検査。

8. その他の検査

ガンマグルタミルトランスフェラーゼ(γ-GTP)

肝臓の機能を評価し、肝臓疾患の有無を検査するのに役立ちます。

アルコールおよび薬物検査

アルコールや特定の薬物の摂取を検査することがあります。

甲状腺関連検査

TSH(甲状腺刺激ホルモン)やT4(甲状腺ホルモン)など、甲状腺の機能を評価する検査。

アレルギー検査

特定のアレルゲンに対する抗体や反応を確認する検査。

血液検査の健康における重要性

  1. 疾患の早期発見: 血液検査は早期に疾患や異常を発見するのに役立ちます。これにより、治療や介入が早期に行われ、病気の進行を防ぐことが期待されます。
  2. 予防と健康管理: 定期的な血液検査は、健康な状態を維持し、潜在的な健康問題に対処するための予防策となります。
  3. 治療効果のモニタリング: 慢性的な疾患や治療中の状態の進行をモニタリングするために血液検査が行われます。これにより、治療が適切に効果を発揮しているかどうかを確認できます。
  4. リスクファクターの特定: 血液検査は、心血管疾患や糖尿病などのリスクファクターを特定し、予防措置を講じるのに役立ちます。
  5. 全身の健康状態の把握: 多岐にわたる血液検査項目を組み合わせることで、全身の健康状態や臓器の機能を包括的に把握することが可能です。
  6. 妊娠や出産における健康管理: 妊婦は血液検査を通じて妊娠に伴う変化や合併症の早期発見が行われ、適切なケアが提供されます。
  7. 栄養状態の評価: 血液検査は栄養状態の評価にも利用され、不足している栄養素を特定し、適切な食事療法を導入するのに役立ちます。

血液検査は総合的な健康管理に不可欠であり、予防医療の一環として定期的に受けることが推奨されます。ただし、検査結果の解釈や対処については医師のアドバイスを受けることが重要です。

妊活で調べておきたい血液検査項目

下記に挙げる「ビタミンD」および「フェリチン」は、一般的な健康診断の検査項目には含まれていない場合がほとんどです。クリニックで検査してもらうには、妊活中であることをお医者さんに伝え、相談する必要があります。

ビタミンD

妊活においてビタミンDは非常に重要な栄養素の一つです。ビタミンDは、体内でカルシウムやリンの代謝を調節し、骨の形成と維持に不可欠な役割を果たしています。特に妊娠中は胎児の骨や歯の発育に関与し、母体の健康もサポートします。以下に、ビタミンDが妊活においてどのような重要性を持つかについて説明します。

  1. 胎児の骨形成: ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、胎児の骨や歯の形成に不可欠です。十分なビタミンDが摂取されないと、胎児の骨の発育が阻害される可能性があります。
  2. 免疫機能のサポート: ビタミンDは免疫機能をサポートし、感染症や炎症から母体と胎児を守る役割があります。妊娠中に免疫機能が強化されることで、胎児に対する保護が向上します。
  3. 妊婦の骨の健康維持: 妊娠中、胎児の骨の形成に必要なカルシウムが増加します。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、妊婦の骨の健康を維持します。これが不足すると、母体の骨からカルシウムが取られ、骨の健康が損なわれる可能性があります。
  4. 妊娠高血圧症候群の予防: ビタミンDの適切な摂取は、妊婦における高血圧症候群(妊娠高血圧や子癇など)の予防にも関与しているとされています。
  5. 自己免疫疾患のリスク低減: 妊娠中、自己免疫疾患の発症リスクが増加することがあります。ビタミンDは自己免疫の調節に影響を与え、これらのリスクを低減する可能性があります。
  6. 産後うつ病の予防: ビタミンDの適切な摂取は、産後うつ病の予防にも関連しています。妊娠中のビタミンD不足は、産後の心理的な健康に影響を与える可能性があります。
  7. 妊娠糖尿病のリスク低減: ビタミンDの適切な摂取は、妊娠糖尿病の発症リスクを低減する可能性があります。

ビタミンDは通常、紫外線によって皮膚で合成されますが、日光浴が難しい場合や食事からの摂取が不十分な場合はサプリメントが考慮されます。ただし、妊娠中の栄養補給については、医師や栄養士との相談が必要です。妊婦が必要なビタミンDの量は個人差がありますので、適切な量を確保するためには医療プロフェッショナルの指導を受けることが重要です。

フェリチン

妊活においてフェリチンは非常に重要な指標であり、特に女性にとってはその役割が重要です。フェリチンは体内の鉄の蓄積状態を示すたんぱく質で、妊娠に備えた適切な鉄の摂取と代謝に関連しています。以下に、妊活におけるフェリチンの重要性について詳しく説明します。

  1. 鉄の蓄積状態の指標: フェリチンは主に肝臓、脾臓、骨髄などで合成・蓄積されるたんぱく質で、体内の鉄の状態を反映します。鉄は血液中のヘモグロビン合成や酸素運搬に不可欠であり、妊娠中は胎児の成長や母体の増加した血液量により鉄の需要が増加します。フェリチンの測定は、体内の鉄の蓄積状態を評価し、貧血や鉄欠乏症のリスクを把握するのに役立ちます。
  2. 妊娠における鉄の需要: 妊娠中は、母体自体の鉄需要が増加するだけでなく、胎児の鉄も必要とされます。胎児は妊娠後半になると自らの鉄を蓄えるため、これに備えるための適切な鉄摂取が必要です。フェリチンの測定は、妊娠初期から鉄の状態を確認し、必要に応じて補給を行う手段となります。
  3. 貧血や鉄欠乏症の早期発見: フェリチンの低下は、鉄欠乏症や貧血の兆候となります。妊娠中にこれらの状態が進行すると、母体の健康だけでなく、胎児の成長にも悪影響を及ぼす可能性があります。フェリチンの測定は早期発見を可能にし、適切な鉄補給や治療を行うことでこれらのリスクを軽減できます。
  4. 産後の鉄不足対策: 出産後には出血による鉄損失があり、その回復のためにも適切な鉄摂取が重要です。妊活期からフェリチンの状態を確認し、適切な鉄の補給を行うことで、産後の鉄不足対策が行えます。
  5. 免疫機能のサポート: 鉄は免疫機能にも関与しており、適切な鉄摂取は免疫機能の正常な維持に寄与します。妊活中から適切な鉄補給を行うことで、母体の免疫機能をサポートし、妊娠中の感染症リスクを低減できます。
  6. 適切な鉄の摂取量の確認: フェリチンの測定は、個々の女性に適した鉄の摂取量を確認するのに役立ちます。摂り過ぎや不足を避け、適切な鉄摂取量を確保することが重要です。

妊活においては、十分な鉄摂取が非常に重要ですが、過剰な摂取も問題となる場合があります。妊娠前からの適切な栄養管理や、医師や栄養士の指導を受けながら、個別のニーズに合った鉄の補給を行うことが理想的です。

【まとめ】血液検査は定期的に受けて妊活に活用しましょう

子宝に恵まれるために…

「コレステロール値が最重要!!!」

「血糖値、ヘモグロビンも当然重要!!!」

「ビタミンDとフェリチンも調べよう!!!」

自宅にいながら、血液検査ができるので超便利↓

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アラフォー専門妊活コンサルタント 高橋 敏郎(たかはし としろう) 不妊治療で授からない方の自然妊娠妊活コーチ 「タイミング法は意味がない!」「人も交尾排卵で妊娠する!」 ことを日本で初めて提唱したセラピスト。 再現性の高い自然妊娠メソッド「体づくり」「心づくり」「関係づくり」の3つのアプローチでアラフォー女性を子宝に導く! 妊活アカデミー「アラフォー妊活専門学校」塾長 はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師 柔道整復師 医薬品登録販売者

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